ちくちくの会とは・・・

 

 

流産、死産、新生児死を経験した母親達の会です。

     

小さく産まれて亡くなった(主に妊娠12週~30週前後)赤ちゃんには既成されているベビー服は大きすぎて着せてあげることが出来ません。

サイズがない為に赤ちゃんにお洋服を着せてあげることも出来ず悲しい思いをしたお母さんが多くいるのが今の現状です。

中には入院先の看護師さんや助産師さん等有志の方々のご厚意で作られたベビー服をいただき着せてあげられたというお母さんもいらっしゃいます。

 

 しかし人員不足・過酷な労働環境が叫ばれる医療現場で日々の診療業務に加え、ベビー服の製作まで手がまわせる医療機関はそう多くないはずです。

 私達はそんな経験から学んだ事を生かし、小さなベビー服を製作し医療機関へ無料で寄付する事を主な活動としています。

(ベビー服のお申し込みはこちらから)

 

医療機関から小さなベビー服を必要としている方に橋渡し(お洋服の無償提供)をお願いし、悲しい思いの中にあっても大切な我が子とのお別れの時を少しでもあたたかく過ごしていただくことを目標としています。

 また、体験者同士で集まってお話しをしながらお裁縫をすることであたたかい時間を過ごすことも活動としています。

 

 

 

 

    

「ちくちくの会」の名前の由来

 

2009年10月インターネットを通じて知り合った流産、死産、新生児死体験者である天使ママ達が集まって縫い物をしようという会そのものの名前としてつけたものでした。

 

人前に出るのがつらい時でも当事者同士でなら話しがしたい。

同じ気持ちを分かち合いたい。

 

そう思っても自分からなかなか話しを切りだすのは難しいですよね。

ですから、いきなり正面から向かい合うのではなく「ちくちく」と縫い物をしながらでなら、リラックスできるのでは?との思いをこめてこの名前をつけました。

 

 この「ちくちくの会」の名前の持つかわいらしさとあたたかさを大切にしボランティア活動そのものの名称となりました。 

 

 

ちくちくの会運営 梶原 長野